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17世紀に南都春日社より春日大神を勧請し、名張川の畔に奉ったとされているのが起源。現存する祭具等その他により、元禄享保年間には祭儀が行われていたとされている。高山ダム建設のため、昭和42年に現在地に移転された。本殿は建築様式が春日造であり、南山城村の神社本殿は、ほとんどがその系統に属するとされている。南山城村の多くの神社がそうであるように、本殿の規模は小さい。
粥占い 1月14日に行われる祭事。境内に据えられた釜に、宮司が用意した小豆と米、約15センチメートルの作物の品種を墨書きした竹筒8本を入れて粥炊きする。炊き上がると、宮司が竹筒の中身を確認し、中に入っている粥の量を見て本年の作物の豊作か凶作かを占うもの。多く入っていれば豊作と判断する。占いの判定は上上・上・上下・中上・中・中下・下の7区分。扱われる作物は稲の早稲、中稲、晩稲、茶、大豆、小豆、甘藷、馬鈴薯である。この行事はヨンナカダメシ(世の中試し)とも称している。 |