特徴 |
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★槻井泉神社と湧泉★
この湧泉は古代以来のもので、この地域一帯を指す「清水」の地名もこれにちなんでいます。江戸時代のこの地域には、
湧泉の水を利用した染色、製紙の産業もおこりました。
現在、美津波廼女命(みずはのめのみこと)、御井神(みいのかみ)、鳴雷神(なるいかづちのかみ)を祭神とする槻井泉神社がまつられていますが、この神社については江戸時代以来、『三代実録』の記載にある元慶5年(881)12月従五位下に叙せられた延喜式外の槻井泉神社との伝承があります。しかし、県下には槻井泉神社を称するものが数社あり、確証は得られていません。
明治12年(1879)の長野県市町村誌編さん時の資料には
「社地は東西二間、南北五間、面積十坪税地、 社前に清水湧き出て、暑寒に涸(か)れず、
槻(けやき)の老大樹二株、榧(かや)、梅の樹あり。 人平常井戸神の宮と伝。」
とあります。
近年の自然環境の変化によって総体的に湧水量が減ってきたのと全体の修景のため、平成2年に改修工事がおこなわれました。
★ケヤキの老木★
高さは25m程度で、目通りの太さは1.6mほどある大木です。近隣の住宅をおおうほどに枝ぶりもよく、旺盛な生育をしています。水分条件もよく、神社の御神木として、また湧泉とともに地域の憩いの場として大切にされています。
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